Equipment&
Technology
設備と技術
弊社のトイレットペーパー製造の工程として
地球釜(古紙の離解)、原質(原料の調整)、抄紙(紙を抄く)、加工(紙を巻き取る)、の工程があります。

- 富士山からの水資源
古紙原料100%
トイレットペーパー - 商品の行き先は学校や公共施設、サービスエリア、オフィスビルなど幅広い場所にてご使用していただいています。柔らかめのソフトタイプから固めのハードタイプなど様々な商品を揃えていますのでお客様の好みに合った商品をお探しいただけます。
古紙の離解
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- 地球釜、パルパー
- 大量の古紙を大きな釜に入れ、蒸気と水、苛性ソーダを用いて長時間煮ることにより紙の繊維間を柔らかくしてほどきます(離解)。その後水で薄めながら大きなミキサー(パルパー)に流しさらに繊維をほどいていきます。
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- FNスクリーン、
バックパルパー - 古紙の中には紙ではないビニールや紙穴の元となるピッチ(ゴム系樹脂)などが多く含まれこれを除去するために2段階にて目の細かいスクリーンを通し除去します。
- FNスクリーン、
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- 三連エキスト
- 脱墨、洗浄工程になります。スクリーン工程を通過したパルプ水には印刷インクや、白土(印刷乗りをよくするもの)が含まれこれらを網で脱水しながら水と一緒に取り除いていきます。
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- ニーディングマシン
- 強い力を加えパルプ同士を擦りこみあわせて、印刷インクなどを微細化させます。
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- シリンダープレス
- 大きな2つのシリンダーで挟み水を絞りながら次工程への濃度調整を行います。脱水とともに洗浄工程もになっています。

- タワー、フォールウォッシャー
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15mほどの円筒状タワーに加水させながら溜めていきます。
6mほどの大きな筒状の網の中にパルプ水を通し、脱水濃度調整をしながら水と共にチリなどを除去していきます。水を加えたり脱水する工程を何度も繰り返す理由には紙の白色度の向上(脱墨)を軸に弊社では漂白剤を使わずに環境に配慮しながら、古紙由来の色味を持たせることに注力しています。
抄紙技術

大きな抄紙機を2台、24時間稼働させています。弊社ではトイレットペーパー用にハード紙とソフト紙の2種類の紙を抄いており、一般的には風合いの柔らかなソフト紙が好まれておりますが、少し強めな紙質のハード紙を好まれるお客様もおられ操業当時から拘り抄いてきました。紙抄き工程には紙の構成をきめる抄き箱、脱水工程のプレスパート、乾燥工程のドライパートがあり、トップ掛けの際にウェットクレープ、乾燥後にドクターにてドライクレープをつけ風合いを決めています。
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- パルプ調整
- 濃度調整機により、既定の濃度へとパルプ水を薄め、紙を均一に抄けるよう調整します。
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- 紙抄き
- 調整したパルプ水を円筒状の網の上に乗せることにより網目より水が脱水しパルプだけが残ります。
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- 乾燥
- 脱水したパルプをフェルト上に乗せ、さらにドライヤーに貼り付け乾燥させます。その後、乾燥した紙を紙管に巻き付けていきます。
加工技術

抄紙工程にて巻き付けたジャンボロールをリワインダーという機械にかけ、既定のサイズに巻き付けていきます。(ログ巻) 巻き付けたログ巻を114㎜幅にカットし検品後箱詰めします。紙巻工程もただ巻き付けるだけではなく紙の張り加減を調節し巻き径を見ながら巻いていきます。ハード紙とソフト紙によっても調整が変わりオペレーターの腕の見せ所です。
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- 3連リワインダー
- こちらでは65m~100mまでの製品を製造しています。エンボス可。
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- 2連リワインダー
- こちらでは55m~130mまでの製品を製造しています。ミシン目、ダブル巻、エンボス可。
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- スリッター
- 90m~260mまでの製品を製造しています。芯無、芯有、100㎜幅~114㎜幅可。